ナムジュンという存在

なぜ、キム・ナムジュンにこんなに夢中になっているのか。

キム・ナムジュン。BTSのリーダーRM。彼についての今の気持ちを忘れる前に残しておきたい。

 

そもそも現在BTSに夢中なのは、別ジャンルがきっかけで仲良くなった長い付き合いのフォロワーさんが2020年末頃に唐突にBTS沼にドボンしていたことに起因する。「この方が三次元の推しについてこんなに明確に言及するなんて珍しいな、でも確かにグクはカッコいいの知ってる、見たことある」と思い、たまたま時間があったので「最近の彼らはどんな感じなのか見てみるかぁ」と軽率にYouTubeで検索。一番上に出てきた「Dynamite」を再生。

「え?この緑スーツさん本当に韓国人ですか?????」

こうしてうっかりぽっかりV(キム・テヒョン)の魅力に取り憑かれてしまったのである。

そう、最初はナムジュン推しではなかった。最初からナムジュン推しの人には申し訳ないのだが、最初はほぼテヒョンさんしか見ておりませんでした。とにかく最初の1ヶ月ほどはテヒョンの全身から溢れ出る表現力にただただ魅了される日々だった。ステージの上ではスマートでクールな印象なのに、バラエティでは料理がほぼ全くと言っていいほどできない、何をしでかすのか分からない不思議ちゃんというギャップがとても愛おしくて、日に日に推しを思う気持ちは膨らむばかりであった。

もちろんテヒョン推しではあったものの、RUN!BTSなどを見て彼らのキャラクターが少しずつわかってきて「みんな好きすぎて選べませぇん!」という気持ちも芽生えていた。それでもおそらくほぼ目はテヒョンを追っていたと思う。それはあとから思い知ったのだが。

最初にナムジュンの魅力に気づいたのはアメリカのビッグなYouTuber、The Late Late Show with James Cordenの「BTS Carpool Karaoke」を見たとき。


BTS Carpool Karaoke

え?ちょっと待って通訳いなくない?

え?ナムジュンさん英語ペラなの!?!?

はい、すぐに「ナムジュン 英語」でググる。そこでTOEIC900点超えの実力の持ち主と知り驚愕。というか中学の時点ですでに800点到達していたそうだ。何?格が違うんですけど…。

正直この動画を見るまで、それまでにちょこちょこ見かけた「IQ148」というプロフィールは信じていなかった。料理でポンコツ発揮するナムジュン見てゲラゲラ笑っていたからどうしても結びつかなくて。でもさすがに頭の違いを見せつけられた感があった。そして「この子、今まで見てきたアイドルとなんか違うぞ?」と。

しびれた。いいじゃんナムジュン。

そして彼らを好きになって1ヶ月ほど経った頃、TVの有料チャンネルでちょくちょくBTSのライブ映像やドキュメンタリー、インタビューなどが配信されているというのを知ったため、見てみることにした。これがナムジュン推しへの道に王手をかける。

最初に見たのは確か「MAGIC  SHOP」の独占インタビュー番組。そこでナムジュンがアメリカ公演で放ったという言葉が取り上げられていたのだが、それがわたしの心にぶっ刺さった。

Please,please use me,

please use BTS to love yourself.

「僕とBTSを自分を愛する理由にしてください」

ぶっ刺さった。

当時の気持ちをそのまま述べるので気分を害される方がいらっしゃったら大変申し訳ないが、正直「もうアラサーなのによー、結婚もせずにアイドルに夢中になって生活の中心がアイドルになってるこの状況、わたし大丈夫か???」という気持ちがあり、「好きな気持ちは止められないけれど、このまま好きを謳歌していいのだろうか?」という葛藤があった(葛藤があったにしてもだいぶすごい勢いで夢中だったと思うけど)。

そこでこの言葉が脳天を貫いた。

BTSを好きな自分を好きになる」とはどういうことだろうか?

そのインタビューではエンディングメッセージの一部しか取り上げられなかったため、そのメッセージを知ったあとすぐにナムジュンが残した言葉をインターネットでたくさん検索して追いナムジュンした。ナムジュンの魅力について丁寧にまとめてくれていたり、彼推しになったきっかけを丁寧に記事にしてくれているファンの方がたくさんいらっしゃって、「あぁ、テヒョンを推しているはずなんだけど、ナムジュンいいじゃん、ナムジュン…。」という気持ちが芽生え始めた。

 というか、もうこの時点で落ちてるよね?ナムに。

そして最終的にそのエンディングメッセージの登場するアメリカニューヨークのCiti Field公演を見て完全に見事にナムジュンに落ちました。そのときのメッセージは苦手な英語を頑張って自分で聞いてメモに残し、日本語字幕もメモに残し、大事に取ってある。

その付近を境にカメラロールの中身がテヒョンから唐突にナムジュンになるんだが自分の掌の返しように笑いが出るな。

完全に余談だが、BTS WORLDのわたしのアカウントはめちゃくちゃナムジュンが出るのでテヒョン推しの頃は「まーたナムかい!そろそろテヒョンさん来ていただけないでしょうか???」と思っていたが、今や最高のアカウントに格上げになったのでめちゃくちゃ満足です。ありがとうnetmarbleさん。わたしがナムペンになることを先読みしてくれてたんだね?

 

こんな感じでナムジュンがわたしの最愛メンバーとなった。そしてそれと同時にBTSを好きな自分を好きでいるために何かアクションを起こすと決意した。それがきっかけで、今まで何年も後回しにしてきたものが突如スムーズに進み始めていて、自分でもかなり驚いている。ありがとう、キム・ナムジュン。